チェンソー用2サイクルエンジンオイルの問い合わせがありました

長野県のSTIHLチェンソーユーザーの方よりお電話が (ノ゚ο゚)ノ

MS261を使ってるけどオイルはどれを選べばイイ?

って内容です。

PLOW上越店でも数種類のチェンソー用オイルを販売していますし、STIHLのカタログにも4種類のオイルがラインナップ (ノ゚ο゚)ノ

確かに困っちゃいますよね。

STIHLでは「HP」が一番スタンダード。

これを使用すればメーカー保証も適用になります。

わたしも普段はコレを使ってますが、ピストンやシリンダーにダメージは皆無ですね。

一般的な用途では十分な性能です。

でも、たまにお客様より「」の量を指摘される事があります。

特に暖機中などに排気煙が目につく事も (ノ゚ο゚)ノ

これ、訳け合っての結果なんです ( ̄□ ̄;)

オイルには多くの「添加剤」って化学物質が混ぜてあります。

その中で「ポリブデン」ってのがクセモノ。

*ポリブテンが主成分のオイルもあります。

2サイクルオイルの過去記事は↓

これ、ゼノア純正オイル

FD級って表示が左に印刷されてます。

優れた清浄効果で、エンジンを長期間クリーンに保持

とか書いてありますが、これがポリブテンの効果 (ノ´▽`)ノ

煙が少なくマフラーやエンジン内部をクリーンに保つには「ポリブテン」を大量に使います

凄いね「ポリブテン」ブラボーヽ(゜▽、゜)ノ

って言いたい所ですが、これが悪さをします

時には致命的な問題を引き起こします Σ(゚д゚;)

鉱物油より熱分解し易ので排気煙が目立たなくなりますが、熱分解しやすいって事は潤滑性能には逆効果ですね。

STIHLピュアエンジンオイルのボトルです。

スチールチェンソーエンジンオイルにはポリブテンを配合した低煙オイルは適しませんので、絶対に使用しないで下さい」って書いてありますよね。

絶対に」って ( ̄□ ̄;)

ポリブテンの熱分解で潤滑性能が維持できなくてクランクベアリングやコンロッドベアリングにトラブルが出る可能性があるからです。

ついでにポリブテンは流動性が低くいんです。

って事はエンジンレスポンスが悪くなります (T_T)

なのでSTIHLの「HPウルトラ¥4,200/Lなんて高いオイルもJASOのクラスはFBです。

潤滑性能を優先して排気煙、排気閉塞性能を優先しない選択をしたんですね。

エンジン屋としては正しい選択だと思います (ノ´▽`)ノ

結論から言うと、STIHLチェンソーにはSTIHL純正オイルをご使用下さい。

予算が許せは「HPウルトラ」を使いたいですね (ノ´▽`)ノ

*カタログには実験室でエンジンを500時間駆動後のピストンでも新品同様と歌っています。

500時間って20日以上回したって事ですね。

排気閉塞性などは燃料管理とオイルの品質管理をきちんとすれば特に心配する事はありません。

私のSTIHL023も25年使ってますがシリンダー内部やマフラー内部は綺麗な状態を維持しています

大切なのは劣化燃料を使わない事です。

コメント

  1. 春山雄一郎 より:

    スチールのms261を新たに購入したのですが、その時に某メーカーのFD級を勧められて買ったのですが、不安になり調べたらここに来ました。
    使う前に分かって良かったです!

    ありがとうございます!!

    • 小関清志 より:

      プラウブログのご購読ありがとうございました。

      チェンソーのエンジンは14,000rpm以上の回転数でスロットル全開状態で作業を行う環境にあります。
      エンジンオイルの品質次第でエンジンの寿命が大きく違ってきます。
      各メーカーでは過酷な環境で自社製品をテストし問題の起きないオイルを開発しています。

      STIHLはオイルに添加剤を入れ煙を消す事よりもエンジン性能と耐久性を優先しています。
      高性能オイルHPウルトラは100%化学合成オイルとすることで煙を減らしたうえで潤滑性能を向上させています。

      対してハスクバーナは煙を減らす為にポリブテンを添加したオイルを採用。
      エンジンのクランクベアリングの耐久性維持の為にベアリングに銀メッキをする事で対処しています。

      各社の考え方や方針は主要市場の意見や製造国の国民性によるところも大きいと思います。
      そういった意味でエンジンオイルはメーカー純正品を使用するのが安全ですね。

      STIHLMS261など層状掃気エンジン(新排ガス対応エンジン)は排気ガスレベル低減の為に空燃比を非常にシビアにセッティングしています。
      昔のエンジンの様に燃料を過剰に供給して潤滑促進や燃料気化によるピストン冷却が出来ない仕様です。
      オイルの性能がより重要です。

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